will definitely come backという曲をリリースした。

直訳すると「必ず戻る」「必ず帰ってくる」という意味だ。

あえて〝I〟とは謳わず、〜人称は避けて広義にとれる様にした。

僕のイメージだと、2100年代の未来都市の様子をイントロとアウトロで表し、それに挟まれたセクションでは永遠の世界のようなものを描きたかった。

〝翼をください〟でいうところの、悲しみのない自由な空、だ。未来は明るい、と言いたい。でも明るくないかもしれないという疑念が曲を書かせる。

イントロ&アウトロはかなりもの哀しい風景を描いたつもりだ。行き交う清掃ロボット、廃棄物を食せるよう進化した大型犬、人がまばらで、通信機器の発達により肉声でのコミュニケーションが必要がなくなった世界、歌の必要なくなった粉塵舞う世界。
勿論、そんな世界にしたくないし行きたくない。

ただもし、このまま日本の弱体化が進み人々が国外へ流出していき中国産のロボットに監視される社会になっていったら、今の様な一見豊かな世界線ではなくなるだろう。

そんなことを数分夢想しながら、そんな時こそ音楽でしょ、と思った。真ん中の、悲しみのない自由な空セクションは出し抜けに希望を描いている。散らばった思考が一つにまとまっていくイメージからそれは始まる。

唐突ですが僕は、誰もが音楽をやったらいいと思ってる。ステージで永遠を描ける人は少ないと思うけど、誰もがやる権利があると思う。

今も当然のように地球のどこかで誰かが泣いている。そして今後の未来、孫の孫とか、地球の裏側でとか、やるせない時代が訪れるかもしれない。そんな時、歌を歌ったり、メロディーを口笛で吹いたり、鼓動に倣って脳内でビートを鳴らしたりして、生きている今の無意味さを心地よくトレースしていって欲しいと勝手ながら思う。

当然、つらい現実から完全には逃げられない。
アウトロがやってくる。アウトロがやってこなかった人はあの時代のロックスターの様にもうこの世から旅立っている。

僕たちは歴史の教科書のあるページを演じているに過ぎない。あとはどう演じるか、演じたいかだと思う。
そんなイメージを込めて作った曲、will definitely come back、良かったら聴いてみてください。

曲名の意味は聴く人が定義してくれたら幸いです。

今夜は半端な飲酒で目覚めたので筆をとりました。
年末、年の瀬、ユニコーンの名曲の季節。まだ数日ある。会えなかった人にやらなかったことに少しだけとりかかる。

最後に笑ったもの勝ちですね。
good ruck、幸あれ。


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